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最初の出会い [ふたりぽっち序章]

理恵との出会いは、小学校のPTA総会である。
お互いの子供が同級生でクラスは違うものの、周りにまくし立てられて一緒に
役員になったのが始まりだった。

理恵は葬儀屋の娘で、旦那さんは当然マスオさんなのだが
これがまたいい人で、仕事熱心な物凄い愛妻家だ。
理恵の実家である葬儀屋は、理恵の旦那の頑張りで
支店を出すまでに拡張していった。

当然ながら、凄い金持ちで
子供たちには、月に何十万も教育費を使い
理恵といったら全身ブランドずくめで、まるで歩くブランドだ!
それでもスタイルが日本人離れした ボン・キュッ・ボンなので
嫌味が無くカッコよかった。
存在感があり、父兄の中でもとても目立つ存在だ。
逆に金持ちで美人な理恵は、周りから浮いてしまい
心を割って付き合える友人は出来なかったようだ。

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私はというと、子供の給食費をやっと払っているような
ど貧乏で酒癖の悪い暴力夫に悩まされていた。

夫の実家は中小企業ながら社員数が200人ほどいる
建設会社で、オーストラリアにも別荘を持つ金持ちだ。

夫の父が1代で築きあげた会社で、九州の高校を卒業してから
裸一貫で建設業界に入り、地位を作り上げた実力者である。

その息子(夫)は、小学校の時に陸上の100メートル走で県で1番目の
記録を出し、高校・大学と野球のスポーツ特待A推薦入学のスポーツマン。
結婚の決め手になったのも、そこにあったのかも知れないが
実際は、そんなに甘くなく俗に言う「お坊ちゃん」の夫は
苦労知らずで、困難に立ち向かうことが苦手な社会性の低い人でした。







タグ:PTA総会
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